パソコンの画面が広ければ効率は良くなる
この言葉に間違いはないと思います。
ですが、やり過ぎは禁物です。
と言うのも、
外付け ディスプレイ で画面を広くしたことによって
反って効率を悪くしてしまった方を結構見ているんですよ。
どうして効率が悪くなってしまったかと言うと、、、
外部 ディスプレイを 使うパワーが
接続したコンピュータに備わっていないのが原因です。
症状
具体的な症状として、次のような問題が発生します。
- キーボードで入力してから画面に表示されるまでの時間がかかる
- マウスを動かしてから反応するまでの時間がかかる
- ブラウザーのスクロールが遅い
- 動画を再生してもコマ落ちする
とくにオフィスアプリケーションなどでは、
遅さが顕著に仕事の効率に影響することでしょう。
原因
原因ですが、そもそも安さ優先の販売されている
ネットブックなどに代表されるパソコンには、
外部機器を十分に使いこなすだけのパワーがありません。
MacでもPCでも同じことなのですが、
画面が広いということは、広い画面を使いこなすための
パワー(パワー・スペック)が必要なんです。
外部 ディスプレイ というのはその中でも代表的な、
というか速度低下したら分かりやすい外部機器です。
改善策
改善策は、ほぼありません。
デスクトップパソコンでは
外部 ディスプレイ を高速化するためのハードウェア
(グラフィックボードなど)が存在するのですが、
残念なことにノートパソコンには存在しないのが理由です。
※補助的なハードウェアも存在しますが、費用対効果がイマイチです・・
購入する際に気を付けるポイント
そこで、今後買うときに気を付けるべきポイントには
どのようなものがあるか、についていくつか。
原因としてパワーが足りないと書きましたが、
実際には次の機器の性能の組み合わせによって
描画性能が決定します。
- CPUの性能:パソコンの脳味噌です
- GPUの性能(Graphics Processing Unit):パソコンのグラフィクス担当の脳味噌です
- グラフィックスメモリの量:GPUなどが画像を表示するための処理を行うメモリ量(多い方が良い)
- チップセットの性能:外部機器とCPUなどとの連携を司る機器
- 接続の種類:HDMI・Thunderbolt・USBなどのディスプレイを接続するコネクタ
- 接続を管理するチップ:接続の種類(例:HDMI)によって必要なチップセット以外の機器
ほとんどの人がCPUが○○でメモリが△△で、、と
購入するパソコンを決めていると思います。
が、体感速度を決めるのは、
それ以外のハードウェアが結構な割合で存在しています。
スペックとその組み合わせを見て
購入の判断をしないとダメなんですね。
まとめ
ここ10年ぐらいでめちゃくちゃパソコン本体は安くなりました。
その理由に技術革新は当然あるのですが、
コスト削減のために削られたものも多いのが実際のところです。
ですので、個人で1台2台などならまだしも、
企業でまとまった数のパソコンを購入する際には
業務に対応できるものを購入しないと大変です。
追加で機器を購入することで済めばまだしも、
買い直しという会社さんもいらっしゃいましたから。
こういうレベルの価格対性能のバランスを考えて提案しているか、
業者さんに発注する際には確認してみると失敗が少なくなりますよ。
業務に合わせたハードウェアやソフトウェアの選別は業務効率の向上においても非常に重要な事です。
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